「護摩木をたいて全身全霊で祈願する」と語る山口弘昭住職＝豊後高田市黒土の椿光寺
【豊後高田】豊後高田市黒土の椿光寺（山口弘昭住職）で２９日、毎年恒例の「採灯護摩供（さいとうごまく）」と火渡りがある。２６回目。今回は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、行事を一部縮小。主に病魔退散を祈願する。
午前１０時から屋外の護摩道場で、信者の願い事が書かれた護摩木を六郷満山僧侶たちがたく。その後は火伏せをし、護摩木をたいた場所を素足で歩く。一般参加可。僧侶が沸騰した釜にササを漬けて熱湯をまく湯立て、山菜おこわの接待もある。
感染防止のため、本堂での祈願行事は僧侶のみ。餅まきは取りやめた。
山口住職（６６）は「開催するか悩んだが、こんな時だからこそ祈りが必要だ。約３００年前に寺が誕生したきっかけも疫病退散だった。全身全霊で終息を願いたい」と話した。
護摩木は５００円。火渡りの参加費は２千円。当日受け付けも可能。問い合わせは同寺（☎0978-53-5221）。
※この記事は、4月8日 大分合同新聞 15ページに掲載されています。
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April 08, 2020 at 09:58AM
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