イタリアメディア『Milannews』のインタビューで、元ブラジル代表MFカカの代理人を務めたガエターノ・パオリージョ氏が同選手の過去の移籍事情について明かしている。
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同選手は2003年にブラジルの名門サンパウロFCからACミランに加入し、6年間プレー。ミランではUEFAチャンピオンズリーグやセリエA優勝に貢献。2007年にはレオ・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを抑えてバロンドールを獲得した。
パオリージョ氏はそんなカカを、リバウドやルイ・コスタの存在があったことからミランへ売りに出すのは難しいと考えていたという。
また、ライバルであるインテルにも逆オファーをしたことがあったものの、インテル側が当時の4-4-2のフォーメーションで起用するポジションがなく、興味を持ってもらえなかったことも明かした。
しかし結局、ミランへの加入が決まったことについて同代理人は、「ミランの弁護士を務めていたレオナルド・カンタメッサがカカの占星術のチャートまで調べてくれて、“この選手には星が輝いていたから、彼と契約しなければならない”と言ってくれたんだ。そして、スポーツディレクターのアリエド・ブライダを説得した後、ガッリアーニ(元副会長)と契約できたんだ」と告白している。
サン・シーロで6年過ごした後、当時莫大の資金力を手に入れたマンチェスター・シティがサインを求めていたが、カカはプレミアリーグへの移籍には興味がなかったという。
パオリージョ氏は「ミラン次第ではマンチェスター・シティからの1億ユーロ（約120億円）のオファーを受け入れていただろうが、カカは移籍を拒否していた」と当時を回想している。
そしてその夏、資金の確保を一つの理由としてミランはカカをレアル・マドリーへ売却。
マドリーへの移籍について同代理人は次のようにコメントを残している。
「毎年、マドリーはカカについて尋ねてきたが、ミランは市場へ売りに出さないことを決めており、カカ自身も移籍を考えていなかった」
「彼は決して出て行きたがらなかったし、マドリーで払われる年俸などが移籍の決め手ではなかったよ。彼はミランのサポーターから愛されていたし、ミランでとても満足していたからね。しかし、結局クラブは彼を売りに出してしまったね」
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