シンガポールの外為取引プラットフォーム、 スパーク・システムズは、HSBCホールディングスと シティグループからの出資を確保した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うボラティリティーを受け、同プラットフォームの取引高は2倍余りに増えた。
HSBCとシティはスパークの資金調達「シリーズB」に参加し、ゴールドマン・サックス・グループに続き同社への出資者となった。スパークのウォン・ジョー・セン最高経営責任者によると、同社はシリーズBの2回のラウンドで1650万ドル(約18億円)を集めた。
シティとHSBCの担当者はスパークへの出資を確認した。ウォン氏によると、クアラルンプールを拠点とする投資会社OSKベンチャーズ・インターナショナルも今回のラウンドに参加。スパークの企業価値は7050万ドルと評価された。
Pecking Order
Singapore is Asia's biggest foreign-exchange trading hub
Source: Bank for International Settlements
既にアジア最大の 外為取引ハブであるシンガポールは、さらなる市場シェア拡大を目指し、世界の大手銀行に電子的な取引エンジンを同国に設置するよう呼び込んでいる。ウォン氏によると、スパークは現在、同国にシステムを設置したJPモルガン・チェースやUBSグループなどからの価格情報を顧客に提供している。
原題: Goldman-Backed FX Platform Clinches HSBC, Citigroup Funding (1)(抜粋)
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May 15, 2020 at 10:22AM
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