シティグループは10日、4-6月(第2四半期)のトレーディング収入が第2四半期としてはこの10年余りで最大になるとの見通しを示した。
マーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は10日の会合で投資家に、4-6月期のトレーディング収入は債券デスクの好調を主因に前年同期比約40%増の57億6000万ドル(約6160億円)前後になる見込みだと述べた。ブルームバーグ・インテリジェンスの集計データによれば、57億6000万ドルは第2四半期としては2009年以来最大。
メイソン氏はオンラインで行われたモルガン・スタンレー・USファイナンシャルズ・コンファレンスでトレーディング部門について、「持続的な高ボラティリティーが見られたほか、顧客フランチャイズ全般に積極的なポートフォリオの配分変更があった」と説明した。
同氏は、米コンシューマー部門は顧客がクレジットカードでの支払いを減らす中で収入は若干減る見通しだが、好調なトレーディングと債券引き受けが減少分を相殺する見通しだと述べた。
シティ全体としては4-6月期にコストは減少する一方、収入は「横ばいないし若干増加」が見込まれるとした。
原題:
Citigroup Sees Bond Desks Driving 40% Jump in Trading Revenue(抜粋)
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June 11, 2020 at 09:41AM
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