およそ6カ月前から、ペップ・グアルディオラはリヴァプールの強さに脱帽し、プレミアリーグでの優勝争いにはお手上げの様子だった。そして先週の木曜、マンチェスター・シティがチェルシーに敗れたことで、リヴァプールの30年ぶりのリーグ優勝が正式に決まった。
ペップは当然リヴァプールを祝福したが、25カ月にわたって東マンチェスターにあったトロフィー奪還計画は、すでに始まっていることだろう。
今回『Goal』では、グアルディオラ監督が考えるであろうタイトル奪還における5つのポイントをまとめてみた。
センターバックの獲得
新型コロナウイルスの感染拡大がサッカー界の経済にどれほどの影響を与えるか、ヨーロッパの各クラブのスポーツディレクターたちは確かなことを言えないでいる。マンチェスター・Cのチキ・ベギリスタインもそのひとりだ。
リーグ中断前、グアルディオラ監督は新しい選手を何人か加入させたいと思っていたが、その計画を見直さなければならないとすれば、獲得希望選手のリストのトップには、センターバックが挙げられるだろう。
昨シーズン終了をもってヴァンサン・コンパニが退団し、その代わりを確保できなかったことに加え、アイメリク・ラポルテが長期離脱したことで守備の要を失ったチームは、7試合を残してすでに昨シーズンよりも失点が「10」も多い。
確かに、ベテランのフェルナンジーニョがいつもと違うポジションで守備の手伝いをそつなくこなし、アカデミー出身のエリック・ガルシアが将来性豊かなDFとして頭角を現しつつある。だが、ジョン・ストーンズとニコラス・オタメンディの安定性には依然として疑念があり、マンチェスター・Cにはビッグマッチでラポルテと組ませる、信頼できるセンターバックが欠けているのだ。
シーズンをいい形で締めくくる
チャンピオンとなったリヴァプールの次のリーグ戦はエティハド・スタジアムでのアウェー戦である。グアルディオラ監督率いるマンチェスター・Cは、新しいタイトルホルダーに来シーズンはそう簡単にはいかないというメッセージを送ることができるだろう。
グアルディオラ監督はクロップ監督の快挙に敬意を示し、リヴァプールの選手たちに“花道”を作ることになるだろうが、彼らとの力の差は大きくないことを思い知らせなければならない。1シーズンで勝ち点100という史上初の快挙に近づくリヴァプールに一矢報いるためにも…。
さらに、シティにはチャンピオンズリーグも残っている。チェルシー戦ではでまたしてもディフェンスに問題があることを露呈したが、8月のレアル・マドリー戦までに改善しなければならない。
最終ラインの固定
グアルディオラ監督は監督就任以来、バックラインの選手獲得に1億5000万ポンド(約200億円)を費やしてきた。だが、現在30歳のカイル・ウォーカーのみがコンスタントにプレーし続けている唯一の選手だ。
最大の問題は左サイドバック。スタメンを期待されていたバンジャマン・メンディは2度膝のケガで長期離脱し、いまだ求められていたパフォーマンスを見せられていない。バックアッパーとして起用されていた、ファビアン・デルフ(現エヴァートン)、オレクサンドル・ジンチェンコもスタメンで使うには物足りない。
メンディの攻撃力は依然として魅力だ。だが、チェルシー戦でミスから失点を招いたように守備者としては決定的に安定感が欠けている。リヴァプールの成功に大きな影響を与えている、アンドリュー・ロバートソンとトレント・アレクサンダー=アーノルドは正確なクロスによる“破壊力”以前に、安定性が評価されている。
反対側のサイドでも同様に、昨夏に契約したジョアン・カンセロが、グアルディオラ監督が期待したほどにはウォーカーを脅かす存在になっておらず、チームに別の新顔を加入させる必要があるかもしれない。
フォーデンを信じるべき
今シーズンの終わりにはダビド・シルバがチームを去ることになっているが、 グアルディオラ監督はフィル・フォーデンにより多くのチャンスを与えて、シルバの代わりを獲得するための移籍金を節約できるだろう。
マンチェスター・Cの監督は20歳の才能を信じて疑わず、“ストックポートのイニエスタ”はさらに出場時間を増やしていく準備ができている。
グアルディオラ監督は過去3年間にわたって注意深くフォーデンの成長を見守ってきており、すでにマンチェスター・C では64試合に出場させている。さらに、イングランドのU-21代表としても通算28試合に出場し、6得点7アシストを記録。平均すると91分に1ゴールに関与している。
ピッチでは勇猛果敢で、経験不足からミスがあることは否めないが、試合に出てこその成長である。練習では常にシルバやケヴィン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアンとともにプレーして学んでいきながら、今後フォーデンはより大きな責任を負っていくべきである。
デ・ブライネをリーダーに
12カ月前にコンパニが去ったシティのロッカールームではその不在が強く感じられてきたが、夏にシルバが去れば、さらに突出したリーダーを失うことになる。
元スペイン代表のシルバはビッチ内外で物静かな印象の選手だったかもしれないが、エティハド・キャンパスやトップチームにおいてはリスペクトを集め、影響力の大きい言葉を発してきた。
彼の重責を引き継ぐのはデ・ブライネになるはずだ。まず手始めとして、継続的にキャプテンマークを巻くことになるだろう。シルバ同様、雄弁なタイプではないかもしれないが、何よりデ・ブライネは、ピッチ上でのパフォーマンスで、大きな影響をチームに与えてきた。
デ・ブライネのエネルギーと決断力はしばしばチームにリズムを与えており、リヴァプールとの差を詰めようとするマンチェスター・Cに欠かせない存在だ。
28日には29歳となったデ・ブライネ。現在、キャリアの絶頂にあり、その賢さと成熟したプレーぶりからバロンドール候補としても現実味を帯びてきている。マンチェスター・Cを再び栄光に導くことができれば、彼自身もさらに高い夢を見ることができるだろう。
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June 30, 2020 at 09:45AM
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