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マカオのスタジオシティ運営会社が5億ドルの資金調達提案で、メルコが持分を増加させる意志を表明 - IAG Japan

 マカオにある統合型リゾート、スタジオシティの運営会社であるスタジオシティ・インターナショナル・ホールディングス(SCIHL)が、一連の私募(private placement)を発表し、4.5億から5億米ドルの資金を調達する。

 発行済み株式の約99%を保有する既存株主にクラスA株式が一株当たり3.89ドルで売り出される今回の私募は、新型コロナ禍においてSCIHLの株式を増加させるだけでなく、メルコリゾーツ&エンターテインメントが同社に持つ過半数持分をさらに増加させる結果となる可能性がある。

 メルコの昨夜の報告書によると、メルコは、完全子会社のMCOコタイを通じて60%を少し上回るスタジオシティ株を保有しており、米ヘッジファンドがバックについているニューコタイ・ホールディングスとその関連会社が現在36.31%を保有している。

 ニューコタイ自体が売り出される株式を購入するかどうかは定かでない一方で、メルコリゾーツは、「クラスA株私募で当社に売り出されるクラスA株全株を購入する」と述べ、そしてさらに、「今回の私募の条件の下で、SCIHLから売り出される範囲内で、引受されていない購入可能な株式を最大数購入する」ことも示唆した。

 メルコは以前、ニューコタイとの60-40の合弁事業として2006年に設立されたSCIHLの全支配権を手に入れるという願望を示唆していた。

 しかしながら、SCIHLも昨夜、私募の一環として、ニューコタイには子会社の1社であるMSCコタイに、クラスA私募株式と同等な価格で、追加の参加持分取得権が与えられることを発表した。MSCコタイは、現在SCIHLの全資産および負債を保有する法人。

 Inside Asian Gamingが以前伝えた通り、昨年末すでにニューヨークで米連邦破産法11条を申請していたことを考えると、ニューコタイの追加持分取得能力は疑わしい可能性がある。

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July 08, 2020 at 08:57AM
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