
相馬野馬追は27日、南相馬市小高区の相馬小高神社で「上げ野馬の神事」が行われ、閉幕した。参列者は新型コロナウイルスの早期収束と震災、原発事故からの復興の願いを御神馬(ごしんめ)に託した。
上げ野馬の神事は野馬懸(のまかけ)の一部で、馬を神前にささげて地域の平和と安寧を祈願する。
例年なら騎馬武者が裸馬を境内に追い込み、白装束の御小人(おこびと)が素手で捕らえて献納するが、ことしは新型コロナの影響で規模を縮小した。
総大将の相馬行胤(みちたね)氏と小高郷、標葉(しねは)郷の両騎馬会員ら約20人が参列した。御小人3人が白い裸馬に繁栄を象徴するコメと清めの塩を食べさせた後、神域を示す紙垂(しで)を馬に飾り、「御神馬」としてささげた。
心一つ伝統紡ぐ「来年は全騎馬出陣」
新型コロナウイルスの影響で規模を大幅縮小して行われた相馬野馬追は、27日に南相馬市小高区の相馬小高神社で行われた神事で、3日間の全日程を終えた。出場騎馬を最小限に抑えるなど異例の祭礼となったが、騎馬武者たちは感染症対策を徹底しながら伝統を紡ぎ、「来年こそ盛大な野馬追を執行したい」と心を一つにした。
「どんな困難があろうとも、われわれには一千有余年にわたり受け継がれてきた伝統を次世代につなぐ責務がある。出場がかなわなかった騎馬の苦しみと無念を忘れることなく、来年こそ全騎馬が威風堂々の出陣を果たせるよう祈念する」。野馬追の最後を飾る上げ野馬の神事を前に、小高郷騎馬会の松本充弘会長は力強くあいさつを響かせた。騎馬武者行列や神旗争奪戦など代表的な行事が全て中止となり、この日の神事も会場の参列者を例年よりも減らし、騎馬会からの参列も一部のみにとどめた。
総大将を務めた相馬行胤(みちたね)氏は、26日に相馬太田神社で行われた例大祭、27日の上げ野馬の神事に初めて参列するなど、全行事に参加。「無事3日間を終えることができ、安堵(あんど)した。今年は新型コロナの早期収束を含め、神様への願い事が多くなってしまった。疫病とは長い闘いになるが、こうした地域の思いが世界的課題の解決につながると信じている」と語った。
相馬野馬追執行委員長の門馬和夫南相馬市長は「野馬追のあるべき姿を忘れることなく後世に受け継いでいく」と決意を述べた。
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July 28, 2020 at 06:54AM
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