
奈良市の東大寺で、かやで作られた輪をくぐり無病息災を願う「解除会(けじょえ)」と呼ばれる行事が行われました。
東大寺の「解除会」は、疫病の流行を防ごうと平安時代に始まったとされています。
大仏殿の前には直径2メートル余りのかやで作られた「茅の輪(ちのわ)」が設けられ、20人の僧侶がその中をくぐって大仏殿に入り、無病息災を願う法要が執り行われました。
茅の輪は大仏殿に移され、僧侶たちがお経を唱え終わると、参拝に訪れた人たちが手を合わせたり頭を下げたりしながら次々と輪をくぐり、無病息災を祈っていました。
大阪から初めて訪れたという50代の女性は、「新型コロナウイルスの終息とみなさんの健康を祈りました。荘厳な雰囲気で心も体もすがすがしい気分になりました」と話していました。
参拝者が、茅の輪をくぐることができるのは例年はこの一日だけです。
ことしは新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、東大寺は茅の輪を来月8日まで設置し、多くの人に無病息災を願ってもらうことにしています。
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July 28, 2020 at 10:00AM
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東大寺で無病息災祈る「解除会」|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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