21日は国連の「国際平和デー」。山形市の県護国神社で、世界平和やコロナ禍の終息を祈る「奉納揮毫(きごう)」があった。山形北高校の書道部員らが参加し、筆に願いを乗せて大型の作品を一気に書き上げた。
地域活性化や平和活動に取り組む書道家らのグループ「和プロジェクトTAISHI」が主催する全国的な取り組みで、4回目となる今年は約50の高校書道部が参加している。
この日は、拝殿前に約2メートル四方の和紙を張ったパネル5枚を並べ、1、2年生の部員10人と書道家の亀井勤さん(59)=仙台市=が代わる代わるに毛筆をふるった。部員らが伸び伸びと大書したのは「世界平和」の4文字。その中央に亀井さんが篆書(てんしょ)体で「祈」と書いた。奉納揮毫に合わせて、日本舞踊と和太鼓による演舞の奉納もあった。
部長の多田光里さん(17)は「コロナ禍による差別や偏見がなくなり、他人への思いやりに満ちた平和な世の中が続くように祈りを込めました」と話した。(西田理人)
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September 22, 2020 at 08:30AM
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書の奉納で「世界平和」祈る 山形北高生らが揮毫 - 朝日新聞社
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