マンチェスター・ダービーはスコアレスドローに終わった。
現地時間12日、イングランド・プレミアリーグ第12節ではユナイテッドとシティによる「マンチェスター・ダービー」がオールド・トラフォード行われた。
チャンピオンズリーグではプレミア勢唯一のグループリーグ敗退に終わったものの、リーグでは4連勝中のユナイテッド。カバーニを負傷で欠く中で、ポグバとブルーノ・フェルナンデスが揃って先発した。
一方、前節の勝利でようやく今季初の連勝を飾ったシティはロドリとフェルナンジーニョを中盤の底で起用し、ユナイテッドのカウンターを警戒。両翼には好調のマフレズとスターリングが起用された。
立ち上がりはホームのユナイテッドがボールを保持する意外な展開。12分には右CKをニアでリンデルフが触り、ファーポストにマクトミネイが滑り込むも一歩及ばず。
シティは徐々にポゼッションを高めていくが、ボールを保持しても思うようにシュートチャンスを作れず、時折スイッチの入るユナイテッドの前からのプレスに手を焼く。30分にはGKエデルソンからのパスをB・フェルナンデスがパスカットし、ゴール前で受けたポグバがダイレクトで合わせるもゴール右へ。さらには右CKからマグワイアが頭で合わせるも枠を捉えることができない。
シティの決定機は35分、カウンターから左サイドを持ち上がったジェズスが中央に預けると、デ・ブライネがダイレクトでDFの股を抜くパスをエリア内右に通す。ここに走り込んでいたマフレズが決定機を得るが、シュートはGKデ・ヘアが防ぎ、こぼれ球をデ・ブライネが押し込むもゴール上へと打ち上げてしまう。
拮抗した展開のまま互いに無得点で迎えた後半、48分にユナイテッドが決定機を作る。マクトミネイの粘りから、右サイドを崩してB・フェルナンデスのアーリークロスをゴール前で受けたラッシュフォードが切り返したところで倒され、主審はペナルティースポットを指す。しかしVARの結果、ラッシュフォードのオフサイドが取られ、PKは取り消しとなった。
シティは66分にマフレズを下げてフェラン・トーレスを投入。68分にはカンセロからの浮き球パスに抜け出したジェズスがエリア内左でキープし、落としたボールをデ・ブライネが狙うも、ここはシュートコースに入ったマグワイアにブロックされる。
ユナイテッドは74分、グリーンウッドに代えてマルシャルを投入。戦況は依然として一進一退の拮抗した展開が続いており、先制点がそのまま決勝点になりそうな様相を呈しはじめる。
88分にはペナルティーエリア手前で前を向いたB・フェルナンデスがシュートを放つも、GKエデルソンの正面。これがユナイテッドにとってこの試合2本目の枠内シュートであり、シティもまだ1本しか枠内シュートを打てていない。
アディショナルタイムの2分でもゴールは生まれず、決め手を欠いたダービーは互いに勝ち点1を分け合う結果に終わり、リーグ戦でのユナイテッドの連勝は｢4｣、シティは｢2｣でストップした。
■試合結果
マンチェスター･U 0-0 マンチェスター･C
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