原爆の日 奈良の広島大仏で法要｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

広島に原爆が投下されて６日で７５年です。
戦後の一時期、爆心地近くにまつられ「広島大仏」と呼ばれている仏像が安置されている奈良県安堵町の寺では、例年とは違う形で平和を祈る法要が営まれました。

安堵町の極楽寺には、戦後の数年間、爆心地近くの寺にまつられていた高さおよそ４メートルの仏像が安置されていて、「広島大仏」と呼ばれています。
寺では、原爆の日に合わせて、毎年、犠牲者を追悼し、平和を祈る法要を営んでいますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため大仏殿には参拝者を招き入れず、法要の様子を動画で配信することにしました。
マスク姿の住職たちは、原爆が投下された午前８時１５分に黙とうしたあと、お経を唱え、平和への祈りをささげました。
また、参拝に訪れた人たちは、大仏殿には入らず、およそ２０メートルほど離れた屋外に座り、いつもより少し遠目の場所から平和への誓いを新たにしていました。
参拝に訪れた女性は、「祖父が戦争で亡くなりました。広島大仏の姿を見て改めて平和を守っていかなければいけないと思いました」と話していました。
また、田中全義住職は、「今回はウイルスの感染を防ぐために、このような対応を取りました。終息後は、これまでのようにお参りいただき、大仏のことを通じて、平和について考えていただけたらと思います」と話していました。

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August 06, 2020 at 09:21AM
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