西日本シティ銀行が発表した2020年1～3月期の九州企業の経営動向調査によると、景況感を示す指数は全産業で前の四半期より19.9ポイント悪化してマイナス25.7となった。水準では東日本大震災の直後に並ぶ悪化だという。個人消費や資金繰りの見通しに悲観的な見方を示す企業が増え、20年度の採用や設備投資の計画も19年度を割り込んでいる。
調査は3月1日に実施して、主要取引先の53.9%にあたる323社から回答を得た。新型コロナの影響は調査時点からさらに悪化しており「次回は今回よりも主要指数が悪化する可能性が高い」（西日本シティ銀）という。
企業の資金繰りを示す指数は7.2ポイント減のマイナス3.7と2四半期ぶりに「悪化」が「好転」を上回った。経営状態の悪化から、20年度は投資や採用を抑える企業が増えるとみられる。
20年度の設備投資額の見通しは19年度比で38.6%減の計758億円に落ち込んだ。20年度の採用計画も前年度比で8.8%減となった。新卒者は7.3%増と依然として採用に積極的だが、中途採用やパートの採用を減らす傾向が強まる。
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April 22, 2020 at 05:55PM
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九州企業景況感 東日本震災後並み、1～3月 西日本シティ調べ - 日本経済新聞
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