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シティを最後方から支える「砦」。エデルソンの攻守を徹底解剖 | footballista - footballista

9月21日に2020-21シーズン初戦を戦うマンチェスター・シティ。5年目を迎えるグアルディオラ体制だが、1年目はとにかくGKに苦労させられた。バルセロナから引き抜いたブラボは批判の集中砲火にさらされ、最後まで正GKは定まらなかった。ところが2年目、エデルソンの獲得で状況が一変する。以降のシティはチーム全体の安定感が格段にアップし、プレミア2連覇を成し遂げた。昨季は負傷者が相次いだこともあり3連覇を逃したが、エデルソンは孤軍奮闘の働きを見せゴールデングローブ賞を受賞。新シーズンでも守護神としての活躍に期待がかかる男のスキルを、GK研究の専門家レネ・ノリッチ氏に徹底解剖してもらう。

 17-18シーズンと18-19シーズンのプレミアリーグを制したマンチェスター・シティ。その圧倒的な強さを支えた1人が、ベンフィカから移籍してきたブラジル代表GKエデルソンだ。ボール保持を好み、高いDFライン形成をするシティにとって、彼は代えの利かないプレーヤーである。19-20シーズンはリバプールに王座を明け渡したものの、彼自身はリーグ最多のクリーンシートを記録。そのプレーにはさらなる磨きがかかっている。

オフェンス・アクション

正確無比な3種類のフィード

 彼を特徴づけるプレーは何と言ってもオフェンス・アクションにある。自信に裏づけられた確かな判断力と多彩なフィード。最後方からゲームを組み立てるシティの戦術にとって、彼の正確無比なフィードは欠かせない。彼はスムーズにゲームを動かすために、主に3つのフィードを使い分ける。

 1つ目は「グラウンダーのフィード」。ビルドアップ時、ペナルティエリアの幅に開いたCBとアンカーへのパスはインサイドで正確に出す。珍しいのは少し距離のあるインサイドMF、1トップへ向けたキックだ。インステップキックで強くボールを蹴り出し、ミドルパスが成立するのに十分なパワーでフィードする。地を這うように鋭いボールは味方の足下にすっと収まり、その正確性は他に類を見ない。

19-20シーズンのプレミアリーグ第33節サウサンプトン戦では、地を這うようなフィードをピンポイントでインサイドMFの足下に通している

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エデルソン・モラエスマンチェスター・シティ

Profile

レネ ノリッチ

1994年生まれ、東京都出身。少年団チームにGKコーチがいたことがきっかけでゴールキーパーをプレーし始める。ゴールキックを敵陣ペナルティエリア内まで蹴り込んでいた経験あり(小6)。2018年頃からゴールキーパーのプレー分析記事をブログやnoteに載せ始める。スタジアムでサッカー観戦する場合、GKのウォーミングアップから見始める。好きな選手はヤン・ゾマー、ニック・ポープ。

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