トランプ氏「今後、数日間が試練」動画ツイート、回復強調周辺の感染拡大続く - 毎日新聞 - 毎日新聞

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　新型コロナウイルスに感染し入院したトランプ米大統領（74）は3日夜（日本時間4日午前）、ツイッターに「入院当初に比べ気分はよくなり始めている」と語る動画を投稿し、回復を強調した。一方で「今後、数日間が試練だろう」とも語った。

　ワシントン近郊のウォルター・リード陸軍病院に2日夕から入院するトランプ氏は、4分間の動画で「ホワイトハウスの居住棟に残る選択もあった」と述べ、入院が念のための措置で自身の判断によるものと主張した。「複数の治療法を受けている」と明らかにしたうえで、11月の大統領選に向け「近く選挙活動に戻ることを楽しみにしている」と語った。ただ自身の体調について「今後どうなるかは分からない」とも述べた。

　また、メドウズ大統領首席補佐官は3日、過去24時間の大統領の数値が懸念されるものだったとし「今後48時間が非常に重要なものになる。完全な回復への道筋はまだ見えない」との認識を示した。発言は「容体を知る関係者」の匿名発言として、大統領に同行する代表記者団により共有されたが、AP通信などはこの人物がホワイトハウスで実務を取り仕切るメドウズ氏と断定。また、ニューヨーク・タイムズ紙は複数の関係者の話として、2日の入院前にトランプ氏の呼吸が困難になり、ホワイトハウスで酸素吸入の処置を受けていたと報じている。

　コンリー医師ら主治医チームは3日、病院で記者会見し抗ウイルス薬「レムデシビル」を5日間にわたり投与すると説明。「せきや鼻づまり、倦怠（けんたい）感の症状は改善している。過去24時間に発熱はなく回復の度合いにとても満足している」と発表していた。

　一方、トランプ氏の側近で先月27日にホワイトハウスで少人数会合に出席していたクリスティー前ニュージャージー州知事は3日、自身の感染を公表した。ホワイトハウス関係者やトランプ氏周辺の感染拡大が続いている。【ワシントン高本耕太】

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